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叫人日記(不定期日記)

日記過去ログ一覧

よかった、よかった （1月17日）

今日の出来事：

ようやく、完成しましたよ。何がって？『北川伝説』の続編ですよ！

『敗れ去った幻想～北川伝説２～』

自信？ありませんよ、そんなものは(笑)。大体、70枚程度で終わるはずが117枚まで膨らんでしまった時点で余り自信がない。そのうえ、アクションはないし、サスペンスはないし、ノックスの十戒を無視しているし、ロジックはこじつけだし。
一応、『ファウスト』にならって、DTPは最大限に配慮していきたいので、PDFを含めこれから色々媒体を考えると思いますが、現在は暫定的にHTMLのみです。しかも、一回も通して読んでません(笑)。
今から、通して読むつもりなので、ひょっとしたら変更があるかもしれません。

次回作についでですけども、余りにも今回の話が救いようの話だったので、次は明るく希望のもてる話にしようかなあ、と思ってます。いや、正直これ以上救いようの話を書いたら精神持たないし(笑)。舞城王太郎『世界は密室でできていた。』みたいな感じをを目指して頑張ります(笑)。
この間紹介した本格ミステリの奴は余りにも論理上、『北川～』以上に余りにも救いようのないのないラストを迎えるので、すぐには書きません。

たまーには、本の話でも、最近、ほとんど書いてなかったので…。
今ごろ、ようやくブラッドベリ『華氏451度』読了。
マイケル・ムーア『華氏９１１』の元ネタの元ネタになった奴ですね。元ネタの元ネタといえば、「セカチュー」の元ネタの元ネタが「世界の中心で愛を叫んだけもの」というのも最近大分定着してきました。というか、小山正が意見広告を「このミス」に出してたからなあ、何せ。

オータローとコータローと北川伝説 （一月十三日）

今日の出来事：やっと、今年の「このミス」買った(笑)

まずは、阿部和重、角田光代両氏に芥川賞、直木賞受賞のお祝いの言葉を。阿部和重は先に三島賞を受賞するはずだったのに、これで三島賞は駄目になったなあ…可愛そうに。角田光代は順調かな？最近、直木賞は一年に一回は恋愛小説家にやってますからねー。最も、まだキャリア不足という気もするんですが…。
ってか、候補作見てると、結構面白い面子が揃ってたんですねえ、気付きませんでしたよ。古処誠二に、福井晴敏に、また伊坂幸太郎！いい加減、コータローにやれよ、直木賞。今年、伊坂は史上三人目の「このミス」トリプルランクイン果たしたのにぃ！
そして、一番のサプライズが本多孝好！嘘でしょー!?本多孝好を直木賞の候補にするとはなあ…でも、本多孝好にやったら角田光代も幸太郎も面子立たないでしょ！？そりゃ、本多孝好は文章は上手だし、最近流行の泣ける恋愛小説だし。でも、いっちゃわるいけど、文学的価値は０でしょ？(例：「セカチュー」)。
ちなみに、今回もメッタ斬りコンビがなんか言っています。
http://media.excite.co.jp/book/news/topics/114/
でも、上のリンクの最後で、恩田陸『夜のピクニック』が候補にすらならなかったことに文句を言っていたが、それは同感。ってか、文春は恩田陸とつながりがあんまりないから、やりたくないのかもね。去年は2000年以来の大当たり年だったのに！
というか、本屋大賞は本命：恩田　対抗：伊坂　大穴は…本多孝好かな(笑)。実際、「本の雑誌」一位の恩田陸『夜のピクニック』か、「このミス」トリプルランクインの伊坂幸太郎『チルドレン』でしょう？ただ、恩田も伊坂も去年は本を出しすぎているので、恩田ファン票、伊坂ファン票が割れる可能性は高し。

で、「北川伝説２」ですが、80枚に達しても、まだ聖の推理が始まっていない、というひどい状況です。多分、このままだと百枚は軽く行きそうな雰囲気です。最初は、70枚の予定だったのに…。今週末程度までオマチクダサイ。

さて、それはともかく今回は「北川伝説」について、ちょっと語りたいと思います。実は、北川伝説は中２の時に授業中に書いたのが元ネタでして、実際文章レベルは最低、構成、ミステリ的にも最低という作品なのですが、最近自分でこの「北川伝説」という作品を再評価しているんですね。
何を、自惚れているんだ？と思った人は当然あると思いますが、この再評価は少々自嘲的です。
改めて読み返して思ったんですけど、「北川伝説」って今流行の「セカイ系」＆「キミとボク」小説ですよねえ？
人によっては、意味不明な用語でしょうから、一応解説しておきます。
まずは「キミとボク」小説の方は「書かれているの内容が、作者を中心とした身近な体験ばかりであることを端的に表現したもの」と名付け親である二階堂黎人先生はおっしゃてます。もっとも、典型的なのが乙一でしょう。乙一なんて毎回主人公が「キミとボク」だもん(特に『GOTH』とか『失はれた物語』)。あとは、このネーミングに反抗した西尾維新『きみとぼくの壊れた世界』とかかな？
で、セカイ系が「個人も問題が中間をすっ飛ばして世界の問題と直結するような物語」という定義。ようは「日常の話が、いつの間にか世界規模の陰謀云々とかいう話になっているってこと」。元はアニメ用語らしいですね、たしかに某アニメの展開のまんまだ。こっちの代表作は言うまでもなく佐藤友哉でしょう。
そう言う前提で「北川伝説」を見ると…言うまでもないですね。主人公・聖と玲奈(キミとボク)が色々やっているうちに、北朝鮮ノ陰謀に巻き込まれて云々(これ以上は、自分が寂しくなるので言わない)。
というわけで、余りにも典型的な「セカイ系」＆「キミとボク」小説なんだよなあ…。ここまで、典型的な「セカイ＆キミボク」は他に『リアル鬼ごっこ』しか思いつかないぞ…ってことは、本当に「北川伝説」は『リアル鬼ごっこ』レベルだったんだー(泣)。
今度こそはスティーブン・キングを目指した「モダンホラー」になる予定です。

新作小説宣言！ （一月六日）

今日の出来事：大して意味のない話なんですが…

「新作小説宣言」とはようするに小説をかきますよー、っていう宣言でして深い意味はないんですが…。

トップページに「成人式の日までは…」と曖昧な事を言ってしまいましたが、あれは今年の成人式を確かめないまま書いてしまったもので…、ですから旧成人式の一月十五日を目安とお考え下さい。

で、完成予定の小説のタイトルを発表したいと思います。

「敗れ去った幻想　～北川伝説２～」

何じゃコリャ？って感じの題名ですね。「敗れ去った幻想」って何だよ？
まあ、ともかく大学生の聖と社会人の玲奈と、特別ゲストを２、３人用意してハチャメチャなパニックサスペンスにして行きたいと思っています。
まあ、もっとも現時点ではまだ40枚しか出来上がってないんですが、十五日(講談社文庫の発売日)までには絶対に終わらせ…たいです。
ちなみに、「２」はあっても「３」はありません。これだけは、宣言しておきます。

さらに、新作も構想中です。
「シンジラレナイ…(仮称)」

井上夢人『ダレカガナカニイル…』のパクリみたいなタイトルですが、その点はスルーでお願いします。こっちは、なんと本格ミステリです。
舞台は九州のある高校が舞台。主人公は、女子高生(自身初！)。しかも、人が殺されます(←こんなことで喜ぶな)。
しかも、この小説は「後期クイーン問題」をある方法で回避する実験的小説でもあるわけです(メタでも超能力でもありません)。
実際、この小説の根幹をささえるロジック、トリック(は、今回も小粒)、キャラクターまで設定済みです。あとは、おおまかなストーリーラインを決めて、書き出すだけになっています。

他にも書きっぱなしの小説が一杯あるわけですが…。
まあ、今回こうやって事前運動も行ったのも、実を言えば自分の意気高揚の為にやっただけでして…、深い意味はありません。

ついでに、年賀状の話。
とうとう、今年は小学校の友達だった分は消えてしまい(こっちが送らなかった事もあるんですが)、微妙に寂しい…。こうやって、消えていくんだよね、記憶って。
随分、ノスタルジアに浸ってますが(笑)、毎年それぞれが色々な葉書を送ってくるわけです。どう見ても、パソコンで投遣りに作ったと思しきもの、謎の文句が書いてあるものだの、字がびっしり書いてあるものだの。手塚治虫ネタが二枚もあったのは謎だ。手塚治虫リバイバルブームは、もう終わったと思ってたんだけどなあ…。
そして、一番驚いたのが封筒入り年賀手紙。しかも、匿名(笑)。まあ、こんなことをやりそうな人って大体予測が付くんだけど、一文字も手書き文字がないとか、消印がない(どうやら、郵便局の窓口から直接発送した模様)とか、随分手の込んだいたずら。大体、「福岡中央」から発送したという事は(←消印はないが、切手にそう書いてある)、わざわざ天神まで行ったというのが凄いなあ…。

あけましておめでとうございます （一月四日）

今日の出来事：2005年はいい年である事を願います

新年あけましておめでとうございます。

ご覧の通り大改装しました！
題名を「Read!Read!Mystery!」から「僕は此の世の果てにゐた。」にタイトル変更です。サイト開設以来初(いや、正確には2回目か)です！
リンクの変更をお願いします。

それに伴い、ご覧の通りトップページも大改装しております。
今回もスタイルシートは使いまくりです！スタイルシートのせいで、ブラウザによってはレイアウト崩壊が起こる可能性があります。出来る限り、善処したいと思っていますので、レイアウト崩壊がおこっている方は申し出下さい。
今回のトップページのデザインのテーマは「夜の近未来都市」です。どこが？と思う方も多いでしょうけど、前回は一応「夜のロンドン」がテーマだったんで…(結局、どこが？)。
「はじめに」と「プロフィール」もついでに書き直しました。小説ページも作り変えたいと思っています。書評ページと評論ページは手を付けるか微妙…。
で、ご覧の通り日記も大幅デザインチェンジです！ってほど、大幅にイメージチェンジしてないんですが…(色を変えただけです)。

では、新年恒例(?)、書初めを行きたいと思います。
2005年抱負「完遂」
ようするに小説を仕上げるということですが…。

それはともかく、今年もよろしくお願いします。

この日記はなじょ様の「WebDiaryMaker」で作られています。
なお、文責はKeiにあります。

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